製薬会社、お薬の豆知識について

最終更新日 2024年4月30日 by frozens

ジェネリックの意味

人間は数々の製薬にお世話になっていますが、世の生き物で人間の作り出した製薬にお世話になって無い動物は少ないように想います。

我が家には常備薬として風邪薬から鎮痛剤、整腸剤、便秘薬、ビタミン剤と数多くの製薬会社の薬類が置いてあります。

とくに我が家でよく用いるのは鎮痛剤とビタミン類ですが、この前ドラッグストアに寄ると同じ成分で作ったはずなのに、値段が全然違う商品が置いてありました。

私は「ああ、ジェネリック薬品か。そういえばよく買ってた美白錠剤やビタミン錠剤にも同じ成分なのに値段が高いものとやすいものがあったなぁ」と思い出しました。

家に帰ってお薬箱を見てみると、なんと良く使って常備している便秘薬がジェネリック薬品の安い方だったのです!

ジェネリック、英語でGenericと書かれており「一般的な」、「ブランドに囚われない」という意味があるようです。

ジェネリックの名前の由来は分りましたが、このジェネリック薬品の存在について色々と疑問が湧いてきたのです。

私はおそらく本家である方の正規品の便秘薬も、他社のジェネリック版も使ったことがあるので分りますが効能も、錠剤の見た目も、パッケージもそっくりで「意識せず安い方を買っていたけど、こんなのっていいのかしら?」と非常に疑問に思っていました。

そしてネットでジェネリック薬品についてよく調べてみると、「後発医薬品(新薬じゃない)なので開発期間が短いためにコストを抑えられる」とあり、なるほどと感心致しました。

ジェネリック薬品が安い理由

事前にもととなるお薬が開発されているため、真似をして作った薬にはコストが少なくて済むという非常に単純な理由によってジェネリック薬品は身近にお安く利用者に提供されているのです。

薬は新薬だと開発に9年から17年もかかってしまうそうですが、20年から25年近くの間も開発した会社が独占的に製造、販売が可能であるとありました。

しかしジェネリック薬品は正規の新薬で有効性や安全性を確認された環境で他社が開発をするので、3年から5年という短い期間で開発し非情にコストを抑えられるのです。

ジェネリック薬品はドラッグストアに置いてある家庭用の医薬品類から、医療機関でしかもらえないような抗生物質や抗がん剤などの高度な治療に関わるものまでありとあらゆる種類で存在しています。

特に長期にわたるがん治療やアレルギー治療、透析などの高度医療を受けている方がにとってはコストを抑え、低価格な医薬品を利用できる環境は非常に無くてはならない存在なのではないでしょうか。

ですからジェネリック薬品を利用している長期にわたる高度な治療を受けている方々にとって、医薬品などでかかる自己負担額が下がる以外に精神的な負担も下がる効果が見込めればいいなと願っています。

ドラッグストアで買える常備薬として活躍

しかし私はそのジェネリック薬品についての記事を読んで「安全で低価格なのは分ったけれど、横取りみたいでちょっとずるい気がするような」と考えてしまいました。

なんとジェネリック薬品は国が価格を正規の新薬の2割から5割も抑えて販売するように設定しているんだそうです。

つまり正規品のものとジェネリック薬品のものを、国や機関が明確に区別し管理して販売しているため決して「横取りされている」わけでも、「体に悪い物が入っている」、「効果が無い」というわけではないのです。

結果、今では正規の新薬の存在をしのぐ勢いでジェネリック薬品は医療現場や、身近なドラッグストアで買える常備薬として活躍をしているのです。

本来なら実績と信頼のある正規品を買いたい気持ちが正直な所、「消費者側」としては無きにしも非ずなのです。

私は幸いにも長期にわたる高度医療などは受けておらず、医薬品類は近所のスーパー、ドラッグストアの鎮痛剤やビタミン類の家庭常備薬を利用するにとどまっています。

ですので欲しい正規品が店頭で手に入らず、他の店に回れない時のつなぎの補助として非常に役立っているのが我が家のジェネリック薬品のポジションにあるように思います。

サプリメント類のジェネリック薬品も豊富

他にもビタミン、ミネラル錠剤などのサプリメント類も医薬品に分類されており、サプリメント類のジェネリック薬品も豊富に存在しているようです。

しかし医薬品類と言ってもこのような「栄養機能食品」と名を打っているようにサプリメントは「食品」ですのでそれぞれに栄養学を元にした、それぞれの相性があるので単に安いからと言って安い方のサプリメントを買っても効果が出にくい場合があります。

一般的にビタミンCはビタミンE類や、メチルヘスぺリジンというビタミンP類と一緒に摂取すると、ビタミンCだけを単体で摂取するより効果があると言われているので組み合わせを気を付けて効果の高い有効成分の摂取を心がけたいですね。

このように正規品であってもジェネリック薬品であっても「相性」や「組み合わせ」が存在しているので製薬会社の表記している有効成分によく目を通して期待したい効果を得れるようにしたいと思っています。

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