最終更新日 2024年4月30日 by frozens
東日本大震災以降、被災地では一歩ずつではあるものの、復興への足掛かりを着実に積み上げています。
しかし、福島ではいまだに手つかずのところがあるなど、全体を通して順調に復興を遂げている流れとはいかず、地域によって差が生じています。
こうした差は年々広がっていくことが予想され、数十年後まで原発に関する計画が進まないとその差は深刻な状態にまで広がってしまうことが叫ばれています。
原発の被害で苦しんでいる地域はもちろんのこと、それ以外の福島県における復興をどうしていくか、多くの大人が知恵を絞っていますが、こうした復興を今後支えていくことになるのは若い世代の頑張りです。
今住んでいる地域が苦しんでいるというのは、昔からその土地で暮らす人にも辛いですが、その辛さを小さい時から見てきた若い人たちにも重くのしかかります。
こうした現状を打破するのは若者特有のパワーしかありません。
IT化を推し進め、都心から福島に移住する人を増やすということをするのも一つの手です。
四国ではIT化を推し進めている地域があり、そうしたところでは多くの若者がそこに足を運び、起業をし、家族を養うなどしています。
福島でもこうしたことを行っていくことは十分可能であり、国としても本腰を入れて対策していくことができます。
いかに若者を呼び込むかというのはどこの市町村でも悩みの種ですが、大胆な政策をいかに打ち出していくかも求められます。
住みやすい街、家族を増やすことのできやすい街というのは必ず発展していくことが可能です。
若い人のパワーを利用する以上は、その土壌を自治体などが率先して作っていくことが大事であり、若者への偏見を取り除くことが大切です。
また、大学のキャンパスを福島に誘致するのも有力です。
農業が盛んな福島に農学部のキャンパスを設けるのも決してありえないことではありません。
県内、県外問わず、若者の声を絶やさない街にする努力が求められています。
※アトックス社長→矢口 敏和