最終更新日 2024年4月30日 by frozens
「オール電化を導入したい」
「オール電化のメリットとデメリットが知りたい」
「新築物件の場合、オール電化とガス併用、どちらがいいの？」
注文住宅の家づくりを行う人が多くなっていますが、注文住宅はいわゆるオーダーメイドの新築住宅で、分譲や建て売り住宅などと比較対象の一つに含まれます。
仮に、オール電化や太陽光発電設備を導入した家を購入したいとき、分譲や建て売りなどでは希望に叶う物件を探さなければなりませんが、オーダーメイドでの家づくりが実現する注文住宅なら最初から仕様を取り入れた形で家の設計ができるメリットがあります。
分譲や建て売りは、土地と建物がセットになっている関係から、販売価格で購入できる物件であるのか否かを判断できますが、注文住宅の場合は土地と建物がセパレートタイプになるので土地に多くの予算を投入すると家が狭くなってしまったり、本来導入したかった設備を取り入れることが難しくなるなど予算配分をしっかり検討することが重要です。
【特集】後悔したくない！新築はオール電化とガス併用、どっちがいい？
太陽光発電はオール電化との相性が良い
太陽光発電は、新築住宅で人気を集めている設備の一つです。
オール電化との相性が良いので両者を導入する人も多いのではないでしょうか。
太陽光発電は、全ての住宅に導入できるのか、このような疑問を抱く人も多いけれども基本的にソーラーパネルは北向きの屋根に設置しても発電効率への期待が薄くなるのでそれ以外の屋根がある環境なら導入はできるけれども、一方にだけ傾斜を持つ片流れの屋根で、北側に傾斜があるものは太陽光を十分照射することができないので不向きとされることが多いようです。
もちろん、片流れ屋根でも設置できないなどの法律は存在は存在しないので、導入は可能ですが北側にある家などにソーラーパネルの反射光が当たるときなどは問題になるので注意が必要です。
太陽光発電は、雪国などでも導入する人が多くなっているので積雪があるから無理、このように考える必要はありませんし、日中の電力は自家発電で賄える魅力は大きいといえます。
ガスを使わない生活のメリット
オール電化の場合は、ガスを使わない生活になることからも不便なイメージを持つ人も少なくありません。
これは昔と比べるとかなり減っているようですが、いまだに不便なイメージが定着しているのでお風呂を沸かしたり調理するときにはガスを使いたい、それ以外は電気などのように考える人は多いわけです。
ガスを使い火を燃やす、これは温室効果ガスを発生させる要因に繋がるものといいます。
温室効果ガスとは、大気中に含まれている二酸化炭素やメタンなどのガスの総称で、太陽から放出させる熱を地球に閉じ込めてしまうので、地表の温度が高くなるいわゆる地球温暖化の原因に繋がるガスです。
主に二酸化炭素の排出量を減らすことが温室ガスを減らすことに繋がるといいますが、節電も結果的に温室効果ガスの排出量を減らすことに繋がります。
日本の電力の大半は火力発電によるもの
日本の電力の大半は火力発電によるもので、火力発電では燃料を燃やしてタービンを回転させるなどの仕組みになるのでここで温室効果ガスが大量発生することになるわけです。
いきなり火力発電をゼロにすることは不可能ですが、太陽光発電などのように再生可能エネルギーを活用した電力供給は火を燃やさないなどからも地球温暖化の防止に藻や企てることができる、このようなことが分かります。
新築住宅は、最初から電気エネルギーだけなどのように施工ができるので、後から電力のみの住宅にするよりもコストを抑えることが可能です。
それと、電力1つに絞り込むとガスの基本料金が実質ゼロになるので、ガスの使用量がそれほど多くはない人にとって大きな節約に繋がるのではないでしょうか。
太陽光発電に向いている屋根
近年、夏時期は猛暑が続くことからもエアコンは欠かせない家電品の一つになっているわけですが、電力会社の電力を使うことで温室効果ガスの発生となり地球温暖化に繋がる、このように考えると太陽光発電を自宅に導入した方が良い、このように考える人も多いといえます。
既存の家に導入できるのか、このような疑問を持つ人も多いかと思われますが、先ほど解説した片流れの屋根や南側など太陽光が当たる屋根の面積が狭いとき、複雑な形状を持つ屋根などでは十分な発電効率を期待できないこともあります。
太陽光発電に向いている屋根は、南側に向いていて屋根の傾斜角度は30度といいます。
この条件を満たしている環境でソーラーパネルを設置すると発電効率は100になり、この条件から外れることで効率が下がります。
新築住宅の中でも注文住宅は屋根の形などもオーダーメイドで設計施工が可能になるので、デザインもありますが発電効率に最適化した屋根にすることもできるわけです。
まとめ
なお、オール電化住宅は日中の電気代が高くなるので夜間の電気代が安い時間帯にお湯を沸かしてためておく、このようなスタイルになりますので日中に電気を使うことが多い家庭などでは太陽光発電の導入が経済的といっても良いわけです。
一見不便さを感じるオール電化も使い続けることで慣れて来る、これは実際に施工を行った新築住宅に住んでいる人の話を聞けば分かる部分、ネットの中にも体験談やレビュー記事があるので興味がある人などアクセスされることをおすすめします。