臨床試験に参加する場合には

最終更新日 2024年4月30日 by frozens

臨床試験には任意で参加をすることができます。
しかし参加するのであれば様々な面で確認しておく気をつけたいことがあります。

まず最も気をつけておきたいことは臨床試験にはリスクがあることです。
何故なら先に非臨床試験として動物で実験したといえど、人間と動物では体の構造が違うため、動物で問題ないと判断しても人間の場合には何が起こるか分からないからです。

自分で調べる、もしくは専門家の方に相談して説明を受ける等して参加することで起こる危険性を理解した上で参加するかどうかを考えましょう。

実際に医師等の専門家から説明を受けた場合には自分の中で疑問がなくなるまで質問をしましょう。
流石に不安を抱えて参加するのはいいことではないからです。

そして臨床試験は誰でも参加できるものではありません。
臨床試験の内容自体によりますがその参加をしたい本人の健康状態、どんな病気にかかっているか、どれくらい進んでいるかによっても変わってきて、検査を行った結果、参加が適性ではないと判断されれば参加をすることはできなくなります。

何か起こると危険であるため、事前に薬を処方しているのであれば、その薬を医師達に全て伝えておいてください。
そして場合によっては普段使用している薬が臨床試験の間は飲むことができない場合もあることは理解しておきましょう。
同様に臨床試験を行う病院以外へ通院している場合には、こちらも相談をしておく必要があります。

そして臨床試験はスケジュール通りに行わなければいけないものです。
スケジュールの調整自体は可能な場合がありますが、全てこちらの都合通りというわけにはいかないため、参加する場合にはスケジュールにある程度の支障が出ないような時にしましょう。

同様に臨床試験として対象となる薬に関してはしっかりと用法と用量を守って処方をしましょう。

あとは臨床試験自体は参加前に同意書にサインをすることになりますが、実はその後でもこちらの都合でやめることが可能となっています。
そのため何かしら不都合が生じた時は自分からやめることを相談するといいでしょう。

カテゴリー: 未分類 パーマリンク