最終更新日 2024年4月30日 by frozens
幸せな点を考えてみると、五月人形には実に多くの要素があると考えられます。
特に最近の人形は質が高くなっており、かなり造形美を感じます。
私たちは季節ごとの行事でこの手の人形を見ますが、確かにその存在感は大きいと感じます。
普段から見慣れているとそうでもないのですけど、五月の端午の節句の時期だけ見るとかなりのインパクトと特別な感じを受けます。
これは、多くの人たちが感じるイメージのようで、それだけ私たちの生活の深い部分にこの人形が関わっています。
巷で有名な五月人形には、多くのバリエーションがあるようで、鎧を着ている物が大半ですが、着物のみの物もあり、実に多くの表情を私たちに見せてくれます。
これらの人形は総じて完成度が高く、その魅力あふれる外観は子供の成長を確かに約束してくれます。
しっかりとした業者さんが作るこれらの伝統工芸品は、そこに特徴的な魅力を感じます。
私たちはそれをいつでも体感することができ、より良い形で理解できます。
五月人形業界のイメージチェンジ
端午の節句が近づいていますね。
五月晴れの青空に鯉のぼりが勇大に泳ぐ姿を見かけるのは、なんとも圧巻といえるものですね。
私は姉妹でしたし、従兄弟もいませんでしたので、身近で本ものの大きな鯉のぼりを見かけたこともありませんし、五月人形を見かけたこともありませんでした。
五月人形といえば、以前はお稚児さんに鎧武者のかっこうをさせたもの、もしくは兜だけか武具一式を背後に屏風をそなえてたてまつった台座のショーケース入りのものをよく見かけました。
いわゆるこうした「子供大将」と呼ばれるものは、最近では五万円以内の低価格のものが多いですね。
五万円といいましても、プレゼントする祖父母の懐に余裕がなければ、けっこう高額な買い物ではありましょうが。
ところで、この五月人形シリーズ。
お子樣というよりは、若いパパ・ママ世代の趣向を反映している思われるシリーズが登場しております。
ある人形販売店では、歴女ブームを睨んでか、名将ゲームマニアに慮ってか、戦国武将のフィギュアがついた鎧・兜セットを売り出しています。
また、手塚治虫の名作アニメ「鉄腕アトム」のキャラクターを人形にしたものまで。
ひな人形や五月人形というと、陰気でかびくさい表情をしたものが多かったのですが、サブカルチャーの明るい雰囲気にリニューアルして新規の客層をとりこもうとする老舗販売店の意気込みを感じます。